創造力と想像力
2014年04月12日
藤デザイン コピーライターの遠藤です。
結婚情報誌の制作の仕事をしているときに、よく上司から言われたことの一つが
「創造力よりも、想像力」ということ。
広告をつくることは、アート作品のように
ゼロから何かを生み出すこととは違います。
全く新しいものをクリエイトする、創造するのではない。
大切なのは、その商品を届けたい人のことを想像することだと。
その商品をどんな時にほしいと思うのか?
手に入れて、どんないいことがあるのか?
手に入れてどんな気持ちになるのか?
まわりからどう思われるのか?
などなど、どんなストーリーが描けるか。
こういうことを考えるのって、とっても楽しいです。
想像というより、妄想と言える場合もありますが・・・。
ついでに、国語辞典で「創造」「想像」「妄想」を引いてみました。
※新明解国語辞典より引用
★「創造」
神が宇宙や、人間・動物の祖先を造り出すこと
新しいものを、自分の考えで造りだすこと
★「想像」
実際に見え(聞いたことの)ない物事について、多分こういうものだろうと頭の中で考えること
★「妄想」
あれこれと想像したことを事実であるかとごとくに堅く信じてしまう心的傾向
「想像」と「妄想」について、これまで漠然と使ってきました。
やっぱり「妄想」は「想像」の上をいっているようです。
”堅く信じてしまう”のですから。
そこまで入り込んでしまうと、熱いコピーが書けるかも。
けれども、客観的に見る目も必要ですから気を付けないといけません。
ではまた。